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【設計事務所内定】坂口 広和さん(近畿大学)
なぜその業界・会社を選んだのですか?
「きっかけは東日本大震災」
建築の道へと進むきっかけは東日本大震災でした。
マンションなど、人間にとってはなくてはならない生活の場が津波によって全て流されていく光景に今までにないような衝撃を受け、安心安全かつ快適な建築物を提供することに貢献したいと考えるようになりました。
その後、インターンシップなどで得た経験を通して、施工管理技士もしくは構造設計士のどちらかの職に就きたいと考えていました。就職においては仕事のやりがいを重視していたため、企業理念や人事の方との会話を通して、私が求めていたやりがいを得ることができると感じ、今の内定先に決めました。
就職活動で考えていたことはなんですか?
「熱意あふれる職場」
先ほども触れましたが、最重要視していたことは仕事を通してのやりがい、そして職場における人間関係でした。
やりがいがなければ、良い仕事、良い成果を残すモチベーションを保つことができず、結果的に充実した生活を送れないと考えたからです。
また、人間関係においても協力体制があることで、大きな仕事を成功させることができると考えているので、仕事への熱意があふれた人たちと一緒に仕事をしたいと思うようになりました。
内定先で実現したいことはなんですか?
「最適で快適な設計を目指して」
設計の職に就くことができたからには、当初の目標であった安心安全かつ快適な建築物の設計を実現したいです。
その上で、生活の場に限らず、商業施設や娯楽施設のような暮らしに豊かさや便利さをもたらすことができる建築物なども設計していければと思います。
また、自分の考え方のみでなく、依頼主の意向をできる限り忠実に実現できるように、打ち合わせなどの設計の根幹に関わる部分にも貢献をしていきたいと考えています。そのために基本技術に加え、多種多様な知識を身につけることで最適な設計をできるように心掛けていきたいと思います。
残りの学生生活でしたいこと
「新たな環境へ進む前に」
まとまった時間が取れるうちに、まだ経験ができていないことに挑戦できればと思います。
自分の興味が赴くままに時間を費やしてきた大学生活だったので、少しでも人生経験としての厚みがほしいと考えています。
また、間もなく新たな環境へと身を置くことになるため、いま周りにいる友達や知人との仲を深めておきたいと考えています。
卒業後も連絡を取り合い、お互いの仕事の話などをできたらと考えています。
就職活動生にアドバイスを
「直前で気づいた進路」
当然ですが、この世には多くの職業があります。
その中で自分の進もうとしている道に関連していることならば、できる限り多くの職業を見てほしいということです。私は就職活動がはじまる直前まで、施工管理技士一本で進路を考えていました。しかし、構造設計士の職を知り、より自分の目標を実現できると感じたため、第一志望を変更し、現在の内定先へのエントリーを決めました。
就職活動はお見合いのようなものです。企業に媚びるように振る舞わず、自分の働く場にふさわしいか見極めるくらいの気持ちで挑むこともありだと思います。
最後に、企業の方が心底親切にしてくれるのは、新卒の就職活動の時期だけです。貴重な話を聞くことのできるこの時期を思いっきり楽しんでください。