こんにちは!MACHIBIYA編集部です!
私達は建築系キャリア支援団体として、
建築学生のキャリアについて、納得のいくキャリア選択、就活してもらうようにサポートしております。
具体的には学生との面談であったり、セミナーなどを実施、運営しております。
今回は建築就活における自己分析についてお伝えしていきます!
目次
22卒の就職は早期化⁈
22卒全体の就職活動は例年と比較してとても早くなっています。
授業のオンライン化で自宅にいる時間が増えたことや、新型コロナウイルスの影響により、44.4%の学生が3~4月に就職活動を始めたといわれています。また夏季インターンシップの応募倍率は例年に比べ1.6倍に増加しており、早期に動きだす学生が増えていることがわかります。
特に建築業界では早い段階で内定を出す企業も多く、早期決戦が特徴だと言われています。
22年卒は新型コロナウイルスや、経団連による情報解禁日の撤廃の影響で先行きの見えない手探りの状態が続いている人が多いのではないでしょうか。
しかし、このような状況でも納得のできる就職先をみつけるためにもまずは自己分析を行い、自分の希望する業界や業種を見極めましょう!
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そもそも、自己分析とは?
自己分析とは、自分のこれまでの経験や思考を整理し、自分の能力や性質、強みや弱み、今後のありたい人生観などを理解することです。
例えば、自己分析の材料として「建築学科に入って被災地で住民と一緒に小屋を作ったこと」を取り上げるとしたら、成果だけではなく、成功までの過程や行動の背景となる思考や動機、その経験から学んだことまで深く掘り下げ整理する必要があります。
このように経験を軸に、その背景にある行動や思考、感情の変化に至るまで深く考えることで、自分の人となりを言語化するという作業を自己分析といいます。
自己分析をしっかりと行うことで、就活における自分の強みを正しく理解し、企業選びの方針や面接の際の材料にすることができるのです。
就活で自己分析を行う目的とは?
①選考における武器の整理
面接やエントリーシートなど選考においては、自分の過去の経験からどんな能力があるのか、どんな価値観や志向を持っているのかなどが見られます。企業側が、求める人材像と学生がマッチしているのか、入社後に活躍が期待できる人材なのかを判断するためです。
エントリシートや面接ではしばしば「あなたの強みを教えてください。」という質問がなされます。
この問いに答えるためには、事前に自分の強みやそれを証明するエピソードを整理し、言語化しておく必要があるのです。
自分の能力や価値観を明確に伝えるための第一歩として自己分析を行うことは大変重要です。
②志向性、軸の整理
就職後は今後の人生の多くの時間を仕事にかけることになるでしょう。入社する企業や仕事に対して不満を持ってしまうことは、人生においても大きな損失です。
過去の経験を整理することで、希望する業種や業務、自分の活躍出来る環境など、自分の仕事に対する価値観を把握することができます。
仕事に対する価値観は就職活動においては自身の「就活の軸」となり就活を進めるうえでとても役立ちます。
なぜならば、自分が以前活躍できていた環境や物事を知ることで、その環境や物事が揃う企業ならば新たな環境でも活躍できるのではないかと考えることができるからです。
企業の面接官も、「その就活生が本当に自社で意欲を持って働き、活躍できるのか」という点を精査するために、「志望動機」や「キャリアイメージ」などの質問を投げかけます。
そのような問いに対応するためにも自身の将来像を自己分析によって明確にしておくことが求められます。
自己分析の具体的な方法-自分の歴史を振り返る‐
今回は、自己分析の方法としてまず自分の歴史を振り返る方法を紹介します。
①過去の経験の洗い出し
まずは、自分が印象に残っている経験、努力を注いだこと、価値観が変化した出来事、などを一覧で洗い出していきましょう。
小学校時代、中学校時代、のように時系列ごとに経験を書き出していくと、スムーズに整理ができ、自己分析が行いやすくなります。
部活動やサークル、アルバイトなど、自分が印象に残っている経験から考えたり、今までの人生で最も嬉しかったこと、悔しかったことといった気持ちの変化で考えたりするのも良いでしょう。
面接やエントリーシートなど選考に目を向けると、自分の強みなどを表現しやすい「すごい経験」を振り返ることももちろん重要ですが、「自分らしい経験」を選ぶことも重要です。
「自分らしい経験」に目を向け、深掘りしていくことで、自分自身に特有の「志向性」を知ることができるでしょう。
とにかく初めは、どんなに小さいエピソードでもいいので、自分のとった行動や経験をできる限り思い出してみてください。
次に、自身の経験にタイトルをつけ、経験をまとめます。
そこから、それぞれの経験について、背景→取り組み→結果といったプロセスで自分の経験の整理をしていきましょう。
②「なぜ?」を繰り返し、過去経験を深掘りする
特徴的な経験や、思い入れのある経験を洗い出したら、次はそれぞれの経験について、深堀りしましょう。具体的には、1.なぜその行動を起こしたのか?きっかけは何か?
2.なぜその事象に力を発揮することができたのか?
といった質問を自らに投げかけることで、自分の行動規範や、モチベーションの源泉を洗い出します。
この”なぜ”を繰り返す作業は10回程度繰り返すと自身の価値観や思考などまで把握することができるといわれています。
特に、自分が選択・意思決定をした場面や、困難がな状況下にもかかわらず力を発揮できた経験については、何度も深堀りすると良いでしょう。
③「なぜ?」で深掘りした「自分らしさ」を就職活動に繋げる
「なぜ?」で深堀りした過去の経験から、「自分らしさ」について考えてみましょう。
自分の就活の軸を作ることや、面接・エントリーシートで伝える、ということを念頭に「モチベーション、志向性」「資質、能力」というポイントに絞りまとめるべきです。
まずは、「モチベーション、志向性」について見ていきます。
1.自分がこれまでどういったことに興味を示して、意欲的に活動してきたのか。
2.どういう環境の元でモチベーションを感じたのか。
就職活動において、具体的な業種や業務などの希望を描いたうえで企業を探すことで、自分が活き活きと働ける環境を見つけるヒントになります。
また、面接やエントリーシート等、選考の場において志望動機を問われた際も以上の自己分析の内容を利用することができます。
次は「資質、能力」について見ていきます。
1.課題や目標に対し、どういう思考の元、どういう行動をとったのか。
2.成果を出す中で自分のどういった性質や強みがその成果に寄与したのか。
こういった強みは、主に選考の場で重要になります。
選考の場においては、「あなたの強みは何ですか?」などと問われることは多いです。そういった場合でも、自己分析をきちんと行っていれば、上記の様な強みを回答することができます。
またその強みを証明し企業で活躍できる根拠として、深掘りした経験を話すことができるでしょう。
このように、自己分析で一つの経験を深掘りするだけでも、就活における企業選びや、面接対策を大きく前に進めることが出来ます。
自分の強みを探し就活に役立てるためにも、自己分析を通じ色々な経験を深掘りして、自己理解を深めておくとよいでしょう。
オススメの自己分析シート
・自己分析と合わせて他己分析を行う
・客観的な観点から自己認識のずれを把握する
|
・自分史をまとめる
・当時の満足度をもとにモチベーショングラフも併せて作成する |
・「社会人基礎力」をどれほど満たしているか把握する
・今後の目標を決めるガイドとして活用する |
・「中学・高校時代編」「勉学・ゼミ編」「グループにおける特別活動編」「特技や長所編」に分かれているシートを利用する
・穴埋め式の自己PR文章にあてはめることで選考対策まで進める |
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まとめ
今回は、具体例を元に「なぜ自己分析をする必要があるのか」「自己分析した内容をどう活かすか」ということを示していきました。こういった自己分析を元に就活を進めていくことで、自分に合った企業を見つける可能性や、選考を通過する可能性がぐっと広がるのではないかと思います。
もちろん自己分析だけが全てではなく、他にも、個々の選考対策、選考への慣れや、選考を通じて自分のことや企業のことをより深く知っていくことなど、様々なことが就活で求められます。
しかし、自己分析によって、就活の大きな指針を見つけておくこと、個々の選考のための準備をすることは最も重要だと言えるのではないでしょうか。
今回は「過去の経験」を元に自分の志向性、能力などを言語化する自己分析の方法をお伝えしました。一方で、自分の「現在考えていること」「将来の夢」などから志向性を把握することも可能です。ぜひ様々な方法で自己分析を行い就職活動に生かしてください!
おわりに
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