【イベントレポート】新潟大学限定!建築・土木系学生向け就職活動セミナー(11/27開催)
2019年卒学生向けの大学企画第十弾は、「新潟大学の建築・土木学生」
大学企画はこれまで【日本大学】【福井大学】【芝浦工業大学】【立命館大学・近畿大学・大阪市立大学】【近畿大学・大阪産業大学・摂南大学】【神戸大学】【北海道大学】【千葉工業大学・日本大学】【九州大学】にて開催してまいりました。
今回、新潟大学で開催された就職活動セミナーの発起人は新潟出身の山後隼人さんです。山後さんは都内にある大学院に通っていますが、“情報の面から新潟の学生の就職・キャリアを応援したい”という想いから、今回の企画を立ち上げました。
山後さん:「私は来春から新潟で働くことになっており、新潟県の若者の未来を応援したいという強い想いがあります。私が現在暮らしている東京と新潟は新幹線で約2時間の距離にありますが、就職活動における「情報」「機会」「環境」の差は少なからずあるようです。特に新潟大学工学部の学生は大学院進学の道を選ぶ割合が高いこともあり、就職活動に対する視野が狭くなりがちです。そのようにして学生自身が考えるキャリアの範囲が狭くなってしまうのはもったいないですし、県外の就職を含め、“建築・土木業界で働くとはどういうことか”を改めて考える機会をつくりたいと思いました。」
【プログラム】
・建築業界の就職活動の基本
・建築業界分析
・自己分析ワーク
・なんでも座談会
建築業界の就職活動の基本
就職活動を始める際に意外と見落としているポイントが“有効求人倍率”。2018年卒の学生に対する有効求人倍率は「1.78」です。(大卒求人倍率調査/リクルートワークス研究所)
建設業に注目してみると、有効求人倍率の値はなんと「9.41」。1人に対して、9件以上の求人があることになります。しかし、建築系の業界は「規模」「業界」によって採用スケジュールが異なります。求人倍率の数字に安心せず、自分が行きたい業界・企業の“本当の採用スケジュール”を把握することが重要です。
【Point】
・11月末〜12月は、視野を広げながら、取捨選択をしていく時期
・就職活動の本当のスケジュールを把握する
建築業界分析
新潟大学には大きく分けて、「建築学を学ぶコース」と「社会基盤を学ぶコース」の2つがあります。今回の就職活動セミナーに参加してくれた学生が考えているキャリアや関心もコースの区分や個人のバックグラウンドが影響し、多様だと感じました。
こちらからは、建築系の業界を10種に区分し、「スケジュール感」「求められる人材像」「必要な対策」などの項目を中心に「インターンシップの有効性」や「院進学のメリット」も踏まえつつ説明。イメージしていた就職活動とのギャップもあり、メモをたくさん取ってくれていたことが印象的でした。
インターンシップに関しては、新潟大学工学部がカリキュラムの一環として力を入れているようで、今回参加してくれた学生さんのほとんどが参加済みとのことでした。インターンシップに対して、きちんとイメージができることは就職活動において良い材料となります。だからこそ、“能動的に”インターンシップを有効活用することが重要な鍵になります。
【Point】
・各企業におけるインターンシップの重要度を知ることも必要
・スキルが要求される業界に対しては事前の対策を実施すべき
自己分析ワーク
自己分析を実際に体験してもらいました。
やり方は、ライフイベントとそのモチベーションの高低を書き出す「ライフチャート」を作成することで、“自分”というものを客観視してみようというものです。自分の人生のターニングポイントを振り返り、それを決められた時間内で他人に話したり、お互いにフィードバックしたりすることで新しい気づきを得ていました。
なんでも座談会
最後は座談会形式で、疑問に思っていることなどを自由に聞いてもらう時間をセッティングしました。積極的な学生が多く、予定していた座談会の時間をオーバーするほどの質問や相談を頂きました。この機会をフル活用しようとしてくれた姿勢が嬉しかったです!質問の内容に関しては、給与面や残業などよりも、“自分が学んできたことをいかに生かせるか?”というポイントに重きを置いている学生が多かったですね。
意外にも新潟大生は県外出身者が多く、県内就職に加えて、県外での就職についても自然と考えるようで、今回の座談会でも県外での就職活動を頭に入れているという学生の方が複数見受けられました。特に普段の生活圏から離れた場所の情報収集というのは、自分の目で確かめることが難しいものです。
就職活動に対する動きや考え方は人それぞれですが、これから本格化していく時期だからこそ、一度立ち止まって考えを整理したり、今後の具体的なアクションを定めたりするお手伝いをさせて頂きました。
【参加した学生の声】
『自己分析をしていく中で、第三者視点の大切さを知った。』
『業界・企業ごとに異なる就職活動の流れを知ることができてよかった。』
『就職活動の期間はあっという間に過ぎると思った。』
●建築系キャリア支援団体では、今後も大学・エリアのニーズに応えた企画を開催してまいります。
大学企画・就職活動の相談はこちらまで
●11月からは建築・土木に関わる多くの業界・企業の人事と面談できる逆求人フェスティバルというイベントを開催いたします。