【実録!】どうする?建築学生! 「就職」と「大学院進学」

業界研究 -

どうする?建築学生! 「就職」と「大学院進学」

 
こんにちは!芝浦工業大学工学部建築学科4年の小平めぐみです。
私は来年からマンション・ビル管理会社にて働く予定で、現在は19年卒学生の就活支援をする活動をしています。今回は建築学生として、一度は悩む疑問を周りの友人や先輩に聞いてきました。
 
 
-就職しようか、大学院に行こうか-
 
 
2つの進路を目の前にして、どちらを選ぶべきか悩んでいる学生は少なくないと思います。今後の人生を左右する重要な選択なので、悩んで当然!
私自身、大学院に進学した方が就職に有利なのでは?!とメリットを考えたこともありました。
 
この選択をするにあたって、重要なポイントは3つあると思います。
 
・建築の業界を希望しているかどうか
・業界の全体像を理解しているかどうか
・やりたいことが明確であるかどうか

まずはこれらをハッキリとさせておきましょう!
 

就職と進学のメリット・デメリット

【就職】
メリット:早期から社会人としてのキャリアを積める
デメリット:進学と比べ就職先が限られている、専門的な知識が足りない
【進学】
メリット:就活の情報を多く得られる、将来を考えて準備する時間がある、学部生より就職の幅が広がる、教授から直接得られるものが大きい、就活に活かせる人脈を得られる、専門性が高まる、学科の枠が無くなる
デメリット:金銭的な問題、院卒として求められるレベルも上がる、教授のサポートや学部生の面倒に割かれる時間が多い
 

データから見る院進学

就活相談
建築系ではやはり建築計画(設計)の研究室が多く存在し、大学院になるとその構成比も高まります。組織系設計事務所や構造設計事務所、ゼネコン問わず、設計職は修士が有利となる傾向はありますが、中規模以下の企業の設計職では、院卒と学部卒、どちらもいるようです。
 

業界別からみる就職事情

アトリエや組織設計事務所→院卒でないと就職が難しい
ハウスメーカー(設計)→学部卒での就職が多数
ゼネコン(建築施工・設備施工)→学部卒での就職が多数
ゼネコン(建築設計・設備設計)→院卒でないと就職が難しい(中堅ゼネコンなら望みあり)
デベロッパー→学部卒だと就活の難易度が高い
建材メーカー→学部卒での就職が多数
研究職→院卒でないと就職が難しい
公務員→公務員試験次第
 

実際に大学院に進学した先輩たちから聞いたアドバイス

・大学院進学を選ぶ場合でも、練習として学部時代に就活を経験しておくと良い。
“まだ学生でいたいから””教授に勧められたから”という理由で安易に進学をするべきではない。
・社会の動向や業界の景気も影響することを頭に入れておくこと。
 

学費について

就活相談
実際に大学院に進んだ場合、学費としていくら掛かるかを調べてみました!
国公立に進むと2年間で約130万円ですが、私立だと170万円〜230万円掛かるようです。
それに対して、社会人になった場合は企業にもよりますが、年間約300万円程度もらえます。院卒で就職した場合は学部卒に比べ、初任給は2,3万円ほど違いますが、定期昇給もあるので、年齢でもらえる金額は単純比較できません。
 

企業人事視点の「院進学」

6月に行われた建築業界に特化した就活セミナー(セミナーレポート)にて、“院進学の方が有利なのか?”という質問を企業人事の方に伺った際は、
「社会状況に合わせる部分はあるが、学歴ではなくいかに相手に価値を提供できるかどうかが大事。社会に出て求められる力が必ずしも大学院で得られるとは限らないので、大学で何をしてきたかを伝えて欲しい。業界によっては専門性を求められることはあるが、”とりあえず院にいかなければ!”という価値観は持たないでもらいたい。」
という回答もありました。

 

最後に

就職か大学院進学のどちらかを選ぶには自分と向き合うことが大事だと感じました。私の場合は就活を学部生で経験し、“自己分析”などを行ったおかげで、漠然としていた進路に対して明確な指針を持つことができました。
 
「自分は一体何をしたいのか?」
「どんな風になりたいのか?」

 
後悔しないために、自分の未来を“今のうち”に考えておきましょう!
 

書いた人

【マンション・ビル管理会社内定】小平めぐみ(芝浦工業大学工学部建築学科)
世界を股にかけるバックパッカーと田舎での自給自足の生活に憧れる建築学生。大学にて作業着が制服だったらいいのに、と思っている今日この頃。
 
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